メジャーリーグのアロルディス・チャップマンが2010年9月24日に時速105.1マイル(169.1km/h)の最高速ストレートを投げています。
人類史上最速のウサイン・ボルトと同様に長い手足とバネを用いて白い弾丸を放つチャップマンは、今までの日本人では考えられない存在です。
そんな逸材を超える佐々木朗希に迫ります!
【仮説】2025年に佐々木朗希は170kmを投げる
2019年にドラフト一位で千葉ロッテに入団した佐々木朗希は3年をかけて2022年にプロ野球選手として表立った戦いに挑んでいます。
高卒からプロ野球選手のカラダにしていく過程を19〜22年で準備したと仮定します。すると、今後の22〜25年の3年間でプロの世界で揉まれながら超人になる進化をするはずなんです!
その結果として、170kmを投げるカラダと経験をした2年から3年後に体現してくれると考えています。
佐々木朗希とアロルディス・チャップリンの身体比較
佐々木朗希
190cm
85kg
アロルディス・チャップリン
193cm
99kg
150km以上の豪速球を投げるためには下半身の力強さがなければなりません。
まだまだカラダを作り上げている精進途中の佐々木朗希をして165kmの投げるわけですから、体重(ウェイト)を増やしていくトレーニングを日本プロ野球が許すならメジャー最高速、世界1の球速を誇る化け物へと佐々木朗希が変貌することは想像に難くありません。
Wikipediaの記録を見る限り、身長は問題ありません。
あるとすれば、14kg以上の体重差をどう筋肉に変えながら体づくりをしていけるかです。
佐々木朗希のストレートは一秒間40回転(2450rpm)
MLB公式球(ボール)は重いため、ダルビッシュを見てもわかるようにボールの重さを利用した変幻自在の変化球でカウントを取る戦い方に昔と違い変わっています。
いわゆる、ボールそれ自体の重さがあるなら重みに耐える下半身作りをしつつ、速球と共に各投手が得意とする変化球に磨きをかけていくのがメジャー流サバイブ術です。
反面、日本プロ野球の公式球(ボール)はMLBよりも軽く、日本神話にも出てくるだろうボールの回転数を上げることで打者を翻弄するストレートと変化球の華麗な入れ替えが真骨頂です。
何より主体となるのが、ストレートの強さ、ボールの高回転数、そして低回転数の変化球で打者を翻弄するのが日本プロ野球で脚光を浴びる投球術です。
もし、佐々木朗希がMLBに行く意思がなくても、下半身作り(いわんや足トレ)を着実にしながら未来の170kmを射出する素地を作ることを忘れないでほしいとファン目線で感じています。
川村准教授の計測では、ボールが投手の指先を離れてから捕手のミットに届くまでの回転数は、プロ野球平均で2200回転、メジャーリーグで2283回転。しかし、佐々木の場合は2450回転もある。「ボールが落ちずに伸びてくる」(川村准教授)からだという。一方、佐々木投手のもう一つの武器であるフォークボールはプロ野球平均が1400回転であるのに対して、佐々木は1150回転。「回転数が少ないのでよく落ちるんです」(同)という。
www.j-cast.com
【藤川球児】火の玉ストレートの回転数はどのくらいなの?
数値流体力学者の姫野龍太郎さんの調査によると、プロ野球選手15人のストレートの回転数の平均値が1秒間に37回転(2220rpm)であるのに対して、藤川球児さんのストレートは1秒間に45回転(2700rpm)していることが判明しました。
wikipedia
球界を代表する魔法のような火の玉ストレートを放つ藤川球児の方がまだまだ佐々木朗希よりもボールの回転数が多い点に注目しました。
ボール回転数が多ければ多いほど威力が増し、空気抵抗が軽減されるからこそ、バッター目線ではライジングボール(ライズボール)がごとく目線から浮き上がった印象を与えるボールになります。
佐々木朗希は回転数こそ藤川球児に及びませんが、未知数の進化を成し遂げる可能性を持つ佐々木なら、もしかしたらアベレージで2800回転〜3000回転も夢ではないかもしれません。
まとめ
佐々木朗希はボールの回転数、史上最速の豪速球、前代未聞の170kmのストレートなど日本プロ野球の奇跡と言える現象とも言える逸材です。大谷翔平と違い投手(ピッチャー)専念の選手ですから、怪我なく歩んでほしいですね。